「インバウンド」「訪日旅行者」というワードはだいぶ身近なものとなりました。
また、日中に都内を歩いていると日本人より外国人の方が多いように感じます。
特に銀座や新宿などに行けば気軽に海外旅行に行った気分になれるのは私だけでしょうか。
日本を訪れる外国人の数は年々増加
日本政府観光局のデータによると、2017年9月までの訪日者数は21,196,400人と2003年の累計訪日者数5,211,725人に比べて、14年間の間におよそ4倍以上に増えていることがわかります。
あと3か月の期間がありますから過去最高値を更新することは間違いありません。
さて、どこの国の方が一番日本に多く来ているのでしょうか。
それは・・・
訪日旅行者数国別ランキング
- 1位 中国 6,373,564人
- 2位 韓国 5,090,302人
- 3位 台湾 4,167,512人
(2016年データより)
やっぱり中国がダントツでした!もうぶっちぎりです。
そして統計を見てみるとアジアからの訪日者数が多いこともわかりました。
やはり近いですから気軽に行きやすいというのもあるんでしょうね。
また中国から訪れる日本への旅行形態も変化してきております。
これまでは団体旅行で旅行する人が多かったですが、最近ではFIT(Forreign Independent Tour)での旅行スタイルが増えております。
この流れは今後も顕著に表れてくると思います。
実際にも私の知っている「ランドオペレター」を営む方も、これまでは団体旅行の手配中心でしたがFIT向けの提案に切り替えてきております。
FITとは、団体ツアーやパッケージツアーを利用せずに、「個人」で海外に行く旅行スタイルをいいます。
おそらくインターネット、スマートフォンの普及で観光情報が用意に手に入るようになったことに加え、海外旅行経験者が増えたことで自分の目的に合わせた旅行を選択される方が増えたからだと思います。
訪日旅行者においても同様に、日本はこれまで規制をかけていたビザ(査証)を緩和しております。
これまで気軽には訪れることができなかった日本ですが、今は気軽に訪れることができる国になりました。
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旅行サービス手配業(ランドオペレーター業)解説
訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加からランドオペレーター業務を営む事業者も多くなりまし ...
1年の中でどの月に一番訪日者数が多いのか?
2016年の場合、7月の2,296,451人が最多でした。また、最低訪日者数は1月の1,851,895人でした。
7月は夏ということもあり、日本ではお祭りや花火などのイベントが数多くあります。
冬と違って暖かく、服装も身軽で良く晴れの日が多いので、観光スポットにも行きやすい季節です。
また、訪日者にとっても7月は夏休みもあり、家族そろって旅行に出かけるには最適なシーズンだからではないでしょうか。
このあたりは日本人の休暇体制と同じなので、ホテルや飛行機などのキャリアは少し残念ですね。
あとは、4月の桜シーズンや北海道では雪がみれる冬なんかも定番人気ですね!
2018年1月4日から旅行サービス手配業(ランドオペレーター)登録制度が始まります。
東京都のHP以外では申請書類などの情報は特に掲載されていない状態ではありますが、定款。
謄本の変更なども必要なケースがあるため今のうちから準備しておくことをおススメ致します。
14年間の間に4倍に増えた訪日旅行者(インバウンド)まとめ
平日の街中、当国東京の銀座あたりでは日本人より外国人の方が多いのではないか?と感じるぐらい訪日外国人が日本を訪れております。
観光庁を筆頭に各県の国際観光課チームが本気で取り組んだ成果であると感じております。
おそらくオリンピック、パラリンピックまでは成長が鈍ることはないでしょう。
訪日外国人が増えることで消費も活性化されますので、大変ありがたいことです。
安心して日本の観光ができるように、平成30年1月4日からは旅行サービス手配業(ランドオペレター登録制度)も始まります。
今後より一層のインバウンドが増えるような施策と法整備がなされることを期待しております。